スイス政府が、新たな動物実験が実施された原料を含む化粧品の販売を禁止することを公表した。これは、緑の党所属の議員Maya Grafが提出した動議を受けての公表であり、可決されれば、スイスは、2012年にヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナルが世界各国に展開する#BeCrueltyFree思いやりのある美しさキャンペーンを開始してから、動物実験された消費者製品の取引を廃止するために法的手段を取った国としては35番目になる。
#BeCrueltyFreeキャンペーンのディレクターのクレア・マンスフィールドは次の通り述べている。「残酷な化粧品の販売を廃止することにより、cruelty-free(動物実験していない)になることに取り組む国は増えており、スイスがこのような国々の仲間入りをしたことは喜ばしいニュースだと思います。世界各国において、残酷な化粧品の動物実験を未来永劫、終わらせるための機運が盛り上がっている証拠の一例だと思います。スイスの議会において、この重要な課題を取り上げてくださったGraf議員と、それを行動に移したスイス政府を称賛します。」
世界最大の美容製品の市場である欧州連合(EU)や、ノルウェー、イスラエル、インド、ニュージーランド、トルコ、韓国及びブラジルのいくつかの州では、化粧品とその原料の動物実験を完全に、もしくは部分的に禁止している。#BeCrueltyFreeキャンペーンのリーダーシップのもと、同様の法案がアメリカ、カナダ、ブラジル、台湾、オーストラリア、アルゼンチンやその他の地域で検討されている。
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